トレーニングと他のスポーツの練習を比べたらどれくらい差があるの?
まずはスポーツにおける練習とトレーニングの違いを考えていくようにしましょう。
トレーニングとスポーツ練習は目的・目標が別のものです。
今回はその違いについて説明していきます。
スポーツの練習の目的
・トレーニング
スポーツにおけるトレーニングとは、ウエイトトレーニングやプライオメトリクス、スプリントトレーニングやジョギング、ストレッチなどがあり、筋力やスピード、持久力や柔軟性など、体力の向上を目的に行うものです。
・スポーツにおける練習
例えば陸上競技であればスタート練習や跳躍練習、投てき練習、野球であればピッチングやバッティング、守備練習、サッカーであればシュート練習やドリブル練習などがあり、これらは全てスキルの上達や技術の向上を目的に行うものです。
練習だけでは体力や筋力アップには限界があります。
この文を読んでいただいている方たちも学生時代の部活動で必ず筋トレと言われる運動があったと思います。
なぜ限度があるかというと練習時にかかる負荷に身体が慣れてしまうからです。
<h3>体力・筋力が向上する仕組み</h3>
身体はストレスにがかかると、今後同じストレスがかかったときに備えようと、身体を適応させ(=体力が向上し)環境の変化に対応します。
ウエイトトレーニングに当てはめて考えると、負荷(重さ・回数・セット数・頻度など)がストレスとなり、今後同じ負荷がかかったときに備えるため、筋肉を太くしたり筋肉の動員する数を増やしたりします。
そして負荷の大きさが一定であれば、身体をこれ以上強くする必要が無いと判断し、筋肉を太くしたり筋肉の動員する数を増やしたりすることを止めてしまいます。
練習だけで体力が向上しない理由は、こうしたところにあります。
トレーニングの原則というものがあります。
その中でも特に今回のトレーニングの話は「過負荷の原則=負荷を以前よりも上げること」「漸進性の原則=少しずつ負荷を上げていくこと」が重要になります。
例えば、日常的にスクワットを50㎏で5回5セット実施している人がいます。この人がずっと同じ重さ・回数・セット数でトレーニングした場合は、身体が負荷に慣れてしまうので更なる筋力向上は見込めません。「重さを上げる」「回数を増やす」「セット数を増やす」など、以前よりも負荷を上げることで身体は適応を引き起こし、筋力が向上していきます。これが「過負荷の原則」です。
また、100㎏5回5セットから、いきなり150㎏5回5セットというような負荷の上げ方をしたら、どうなるか想像つきますよね? 急激に負荷を上げることで怪我や故障に繋がる恐れがあります。負荷は急激に上げるのではなく、徐々に上げることが大切です。これが「漸進性の原則」です。
この2つの原則を上手く活用して「体力を向上させる」ことが、トレーニングの目的となります。
体力が向上した=パフォーマンスが向上するわけではない!
「ウエイトトレーニングで筋力が上がったけど、パフォーマンスは伸びなかった。だからウエイトトレーニングは要らない」という考え方をする人もいます。
確かにトレーニングで体力が向上したからといって、すぐにパフォーマンスが向上するわけではありません。パフォーマンスを向上させるには、あるプロセスが必要になります。
そのプロセスが「練習」となります。ただ練習さえすればよいのではなく、新たに手に入れた体力を競技で使いこなせるようにするために、意識して練習しなければなりません。
次の違いは頻度です。
トレーニングはやればやるほど筋肉がつき、最大限に効果を高められるわけではないんです。
むしろやりすぎてしまうと逆効果になってしまうこともあります。
スポーツは身体に負担が多すぎないようであれば毎日して大丈夫です。
球技などではよくまずはボールに触れるだけでも言いといいますよね。
筋トレ後に筋肉が回復しようとすることを「超回復」といいます。
「超回復」とは具体的には筋トレ後の24〜48時間程度の時間を指します。
この間に「食事」と「休息」をしっかりとることで、筋肉は激しい運動・トレーニングに順応できるよう傷を修復し、筋トレを行う前のカラダより強くなっていきます。
「超回復」の期間を設けず、毎日のように筋トレを行うことは、筋肉の強くなろうとする働きを阻害していることになります。
また、毎日の筋トレは、筋肉が傷ついているのにさらに傷つけることになります。破壊する筋繊維がないのに破壊するトレーニングをおこなっても意味がありません。
なので筋肉痛がある場合は、痛みによって自分の最大限のパフォーマンスを発揮できないので、筋トレの効果が下がってしまいます。
そのため、トレーニング頻度は1週間に2〜3回が理想だと言われております。
FREYJAでは短期間、短時間で効果のでやすい加圧トレーニングを実施しているので
週1〜2で十分効果のでるトレーニングプログラムを提供させていただいております。
今回はトレーニングとスポーツの違いについてでした。